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職人紹介

長年森林に携わる仕事を続け、木を知り尽くした大崎末夫さん。
他の人には出来ない衝立が作業場では作られていきます。

自然が生み出した木の持ち味を最大限に生かし、機械的な形は面白くないと拘り、できるだけ機械で
磨かず、細かいところまで自らの手で何年もかけて丁寧に磨き作り上げられた作品は他では探すこと
が出来ない最高の逸品でしょう。

大崎さんの衝立は、衝立としてだけではなく、物が置けるように飾り台がつけてあるものや、切口を
飾り台として利用できるようにしてあったりと、遊び心も備わっているのが特徴です。

また、自慢の衝立の台は、どっしりと大きく、こんなに大きな台がついているものは他にないと言われます。
地震にも耐えられるほどの厚く重みのある台だけが使われているのは自慢です。





下は最近山から持ち帰られた原木です。
大きな木を持ち帰ることは危険な仕事で、危険なほど他人を使えないと話される大崎さんは
できるだけ誰にも頼らず木の掘り起しから運搬まで一人で作業をされます。

今はこのテーブルの作業中です。
蒲鉾のようにきれいな四角いものではなく、木の窪みや曲線の美しさが生かしてあります。
欅のテーブルの優しい手触りは、なんとも言えない安らぎを与えてくれます。